Tデザイン社 西蔵電気筆録

沖縄県は八重山郡 石垣島に開設したデザインオフィスから発信する業務日誌改め、ドイツはミュンヘン市に居を移して発信する

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new style

これからの広告についてここのところよく考えている。

従来の広告とはそのほとんどが美辞麗句を並べ、体裁の良い写真や絵で飾りつけ、当たり障りのない言葉でずらずらと説明を加え、アクセス方法をでかでかと打ち出して広く世間に対して店なり人なり商売なりを知らしめようってものがそのほとんどを閉めていました。ま、なかには確信犯的で刺激的なキャッチコピーや写真を用いる場合もありますが、それはあくまで表現方法の差でしかなく、広告としての基本構造にはさほどの違いはないでしょう。

では、この従来の方式の要点とは何でしょうか?

至極端的に言うに演出です。
綺麗に見せる。
体裁よく見せる。
分かり易く効果的に並べてみせる。

これらはすべて演出であり、あらかじめ何をどのように見せたいのかを計算し、それを意図し、経験則的に体系的にデータを再構成したものが従来の広告のほとんどです。大手、中小を問わず広告と名のつくの物を言語化してしまえばそのようなモノであり、無論、我がTデザイン社が制作する広告だってその御多分にはもれません。

演出を嘘と呼ぶつもりはありません。広く他者に伝える為の道具として生み出された広告であれば然るべくして伝達の精度を上げるため演出や、効果を上げるための為の一定の演出が必要とされてきたわけだし、それを嘘だの虚実だのと呼ばわるには通らぬ無理があります。

しかしながらこの演出と言うのがクセモノで、その程度や種類や方向性に別に唯一無二の基準があるでなし、演出の運用はあくまで広告制作者や企画者の裁量に任されるがままこれまで来たし、おそらくこれからも当面はそのスタイルが主流であり続けるでしょう。

なれらこそ演出がいつなんどき嘘に転じてしまうか危ういと言わざるを得ず、実際にまったくの虚構が広告に混ぜ込まれている場合が往々にしてあるのは誰もがご存知の通りだし、確信犯としてそれを行っている広告だって現実にはあって、それをもって広告の持つ欺瞞性とボクなんぞは呼称しております。


例えばTwitterでボクがフォローしているキリグアさん。彼女はグアテマラで宿を営んでいて、そこの日常のあれこれを彼女の平たい言葉で表現し、たまに彼女の視界に写っている物を写真としてアップしてくれています。で、彼女の言葉は決して品行方正ではなくて、嫌いなものは嫌いとはっきり言葉にし、愛して止まぬものや それに愛情を注ぐ様もそのままに表現します。

で、それらのツイートを日々拝見するボクにしてキリグアの宿に行ってみたくて仕方がなくなる。多分二週間の時間がとれるならいつでも行くぜ!などと思ってしまうわけですが、それこそがまさに新しい広告のありかたなんじゃなかろうかと思うわけです。

過剰な美辞麗句を並べたり、ありもしないサービスを謳ったり、Photoshopでいじり倒した写真嵌め込んだりするのではなく、ただ己を表現する。ただそこにあるものをあるがままに表現する。自分が見ているものを見ているままに伝える。

それに嘘偽りがないなんて言うつもりはありません。個人の目に映ったものが言葉や写真として情報化された場合にフィルターがかかり個人性のバイアスがかかるのは当然です。言ってみれば表現者なりのフィクションがそこにひとつ生まれます。そのフィクションとは大人向けの欺瞞や子供向けのおとぎ話ではなく、表現者個人の暮らし方であり物の見方。


ホントは今だってそう。幾重にも覆い被さってる虚飾や演出をひっぺがせば何も無い人は何も無いし、薄っぺらい人は薄っぺらいし、面白い人はそのままで面白い。逆に言えば何も無い人や薄っぺらいひとほど虚飾も演出も過剰にならざるを得ず、面白い人はやっぱりそのままで十分に面白い。

自分自身が自分を面白がれない限りは他者に面白がってもらえる筈はありません。自分を面白がり、自分が言ったりやったりしてる事を面白がる。それをそのまま表現したら最高の広告となる。それがボクの考える広告の新しいスタイルです。

現行 巷に蔓延る広告は、あわよくば他者を騙してやろうとか、自分や自分のとこの商品に演出加えて少しでも良く見せようとか、過大に見せてやろうとか、ありもしない付加価値付けてやろうとか、そんなのばかり。広告に使う女性オーナーの顔写真からPhotoshopでシミやほくろ消すぐらいはなんぼのものでもございません。かくありたいという願望をアドビ製品を使って表現したに過ぎないでしょう。でも厳選されてもいない食材を『厳選素材』と謳うのはやっぱ虚飾であり、ろくな社員教育もなくサービスの訓練もされてない従業員をして『親切な専門スタッフ』と呼ばわるのも演出に過ぎません。

ありもしない効能を謳うなんての未だに広告に用いられてるわかりやすい虚構ですが、本当はもっと解りづらいカタチで広告の虚飾は為され、大半の人はその虚飾や演出に気づかない。容易には気づかせないそれは、わかりやすい稚拙なそれよりも悪質です。

例えばダイエット製品広告の常道とも言えるビフォア・アフター。あの変わり身と謳い文句のダイエット効果の欺瞞はあまりに判りやす過ぎて、あれをそのまま信じる人は今時いない筈ですが、厚生省が認可する特定保健用食品の欺瞞はなかなか巧妙で多くの人々が欺かれてしまう…

虎の威を借るなんとかじゃありませんが、国家(権威)のお墨付きには誰しも弱いものです。そして広告の現状もまた虎の威を借ることで維持され、幾重の虚飾と演出テクニック頼みなのが偽らざる現状と言えるでしょう。

権威付けばかりではなく、多くの人がその価値を疑わず信じることで付与されるプレミア感。著名人を起用したり利用したりすることで発生させるブランド力。時流に乗り流行りを追いかければ誰にでも生み出せる安心感。それらがみんな嘘っぱちで悪辣とはまでは言うつもりはありませんが、それらを用いる事で一尺しかない身の丈を三尺にも五尺にも見せる広告はここらでもう終いにしたい。

広告の現状に何ら疑問を抱かない一般消費者は確かにまだまだ多いし、それら騙されやすいクラスタは未来永劫不滅なのかも知れませんが、一方で虚飾と欺瞞に満ちた広告の現状に呆れ果ててる人たちもまた確実に増えています。

ロークォリティー・ローコストのものを少しでも高く売り、利鞘を厚くせんが為の広告が死に絶えることはないのでしょうが、ボクはグラフィックデザイナーの立場としてそれを否定するし、そういう商売には加担したくありません。例えボクの稼ぎにならずともボクは広告のnew styleを標榜し、支持します。

だからと言ってハイクオリティの商品や会社や店舗や人だけがいいのだと言ってる訳では全然なく、有る物を有るだけで表現する。そのよう広告を世に出すお手伝いができれば本懐かと。


※本稿に使用した写真はキリグアの宿のブログより転載しています。


| 03:39 | about us | comments(0) | trackbacks(0) |
世間様もテレビネタでもよく言うよね。プロとは何か?なんてことを
どんな仕事でもいいんだけど、巧くいく時とそうじゃない時があると思う。その差はどこから生じるのだろう。

ボクの本業はさておき、例えば飲食店。調理の仕事だとしよう。最初にひとつ注釈をつけておくと、調理の仕事とは言っても、状態も鮮度も加工の具合もほぼ一定で変わらない冷凍食品か何かをレシピ通りに温めたり盛り付けたり、厨房やキッチンから出ることなく客の顔も見ずにただ定められた時間をタイマーで計りつつ加熱処理するだけの人は本稿で言う調理の仕事には該当しないのであしからず。

至極あたりまえのことなんだけど、素の状態においてあらゆる食材は日々コンディションも違えば味も違う。甘味が多かったり少なかったり、香りが立っていたりいなかったり、繊維が硬かったり柔らかかったりする。まずもってその差異を感知できない人は調理人ではない。世間一般でしばしば誤解されているようだが、その差異を感知できるか否かは調理人としての才能でも技術でも感覚の鋭さでもなく、ちゃんと食材と向き合っているか否かの姿勢の差でしかない。調理用に買い入れたものをいちいち齧ってみたり潰してみたり嗅いでみたり食べてみたりしていれば普通にわかるのが当然であり、別段むずかしいことではない。

そういうわけで調理を仕事とする人は美味いものを首尾よく作ろうとするならば一義的には食材をよくよく把握していなければならないでしょう。ま、でも、だからと言って世界中のありとあらゆる食材に精通している必要はなくて、目の前に置かれたお馴染みの食材の味や香りや特徴をちゃんと理解していればこと足ります。で、理解したその甲斐あって首尾よく自慢の逸品が出来上がったとします。ああ、よかったよかった。俺の仕事はうまくいったぜ!と一息入れちゃってよいかと言うと未だ全然そんなことはなくて、なんとなれば調理人としての仕事がうまく行ったか否かは、それを注文した客が食べ終わらないことには断ずるわけにはいきません。

独りよがりでいいのなら全ての仕事に失敗なんかあるわけがなくて、調理で言うのならば、シェフが出した(作った)自慢の一皿を食した客がもし不満顔で席を立つようならその仕事は失敗ということにならざるを得ません。「あららら残念でした〜、お客さん一人失いました〜、否、待ってよ、一人で済むならいいけど、ま、おそらくその客の交友関係まで考慮するなら10人は失っちゃうことになるのかよ〜。いや〜もっとかなぁ〜。糞〜」

じゃ、失敗したらプロじゃないのかと言うとそんなわけはなくて、プロだろうとアマだろうと達人だろうとマスターだろうと別に機械じゃないんだからヒューマンエラーは付きものです。

勘のいい人はこのあたりで気がつきます。『ああそうか。プロとアマの差はエラーにどう対応するかの差なんだな!わかったぞ。アマは知識も少なくスキルも低いのでエラーに対処できなくて、プロはそうじゃなく、スキルも高く情報も色々と持ってるので〜』

みたいな紋きり調は今時成立しません。アマのスキルが低いなんてとんでもないことです。プロよりスキルが高いアマチュアなんかどこの業界や分野にだって極当たり前にいます。HIGHスペックのアマチュアなんか世の中にごろごろいます。機材だって知識だってアマのほうが良いものを持っていたりするのも珍しいことではありません。なんとなればプロは日常の仕事に追われて新しきプロダクツに目を向けている時間もままならなかったしますが、アマは仕事を定時勤務で終えたのちに趣味の時間にどっぷりと漬かることが許されている場合もあるのはご存知のとおり。

つまり、ここらで要約をするならば、
『エラーも時々やらかして、さほどのハイスペックでもなく、仕事に追われていて向学心も勉強する時間もあまりないのがプロフェッショナル』となります。なんだよ、それ?アマチュアとの差は、じゃ一体なんなんだよ!?プロもアマも大差ないって事かよ?

ま、そんなご質問には「その通りでございます。あなたは慧眼を持ってらっしゃる」とお答えするしかありません。だって周りをみてごらんなさい。誰でも彼でも簡単に独立したり起業したりするわりに、じゃ、彼らがしっかり研鑽を積んでからの起業だったり独立だったりするのかと言うと、たま〜にそういう人もいるけど、大半は腰掛けバイトぐらいで精勤したこともなく、勉強したと言ってもその多くはネットをぐぐって調べたもので、自らの手足を汚して得たわけじゃないからどうしても薄っペらだったり偏ったものだったりするのですよ。

じゃ、なに?
プロって阿呆なの?アマチュアのほうがまだましってこと?

という声が聞こえてきそうですが、ただ質問だけを繰り返して自分は何もしないって人よりは、どんな安直で安易なプロフェッショナルでもまだましでしょうね。って、つまり、アマチュアはどんなにハイスペックであろうとハイスキルであろうと所詮は腹をくくる覚悟がない人たちの総称もしく別称であり、プロフェッショナルとは(喩えその自立性がいかに安易で安直でも)顧客と差しで勝負する覚悟を持った人たちのことを言うのです。ちゃんと腹をくくった人をプロフェッショナルと呼ぶわけです。

これまで我々の社会は、ちゃんと腹をくくっている人に対するリスペクトに著しく掛けていたせいなのか、それとも公務員親方日の丸が理想の仕事みたいに思い込んでる人たちが大勢を占めているせいなのかよくわかりませんが、アマチュア志向が大きなトレンドとして厳然とありましたが、ボクはこれをくつがえしたい。

でもただ覆したいと言っていても覆らないので老若男女を問わずして起業開業のススメを吹聴して回っている。安直に起業すればいいのである。みんなどんどん安易な知識と技で開業しちゃえばいいのである。みんなでやれば怖くない。みんなでやればそれが基準線になっていく。みんなで奴隷みたいな労働したり、みんなで被爆に見て見ぬ振りしてるよりは、みんなで起業開業するほうがよほど健全だとボクは考える。

さ、みんなでプロフェッショナルになろう。

ま、最初はろくでもないプロでも、やる気とその気があればどんどん良い感じになっていくからさw




| 12:12 | about us | comments(0) | trackbacks(2) |
りっちゃんからみっちゃんへ
最近いよいよ睡眠時間が短くなっている。
眠らなくなっている理由は幾つかあって、ひとつには梅雨のせいだ。沖縄はもう既に何週間も前から梅雨なんだが、多雨のおかげで移動手段がバイクのボクの行動時機が大きくずれるわけで、つい先日は仕事場までの道半ばで豪雨となり3時間以上も雨宿りする羽目になったし、そうして仕事が後ろにずれこむから深夜まで仕事をするから眠らなくなる。

そう。これを書き出したのも事務所を出ようとしたタイミングで強い雨が降り出したからだ。ま、気象庁サイトの降雨スキャナーによればあと10分もしたら止みそうであるから、あと10分だけブログを書く事にしよう。

眠らない二番目の理由は、ただ単純に業務多忙によるものだ。しかしながら多忙とは言っても別に例年以上の注文が舞い込んでいるというわけではなくて、三年の間、デザイン制作にスクリーン印刷にとフル回転で頑張ってくれたスタッフのリッちゃんが退職したので、これまで二人で回していた仕事量を単独でこなさねばならなくなり、そうでなくてともキャパの小さいボクなどはすぐに一杯一杯となるのである。

そして、そのように時間ズレズレで多忙なところに加えてTデザイン社には退職したリッちゃんと交代するかのようなタイミングで新たな男性スタッフが加入し、その彼がなかなかの敏腕だったりして、事務所の改装は企画するわ、物販の新たな展開を企画するわ、マネージャーよろしくスケジュール管理はしてくれるわ、デザイン制作こそ未だ出来ないもののアイディア豊富な彼の提案に鼓舞されるようにボクの脳みそも活性化したぐらいにして深夜回ってから突然新しいイラストワークをやり出すから又眠れなくなる。

新しいスタッフは通称みっちゃん。眉目麗しき好男子である。顧客の皆さまにおかれましてはお見知りおきのほどよろしくお願い致します。

事程左様にして会社とは生き物なのであるけれど、どうやら今うちの会社は活動期に入ったらしく、できの悪いボクなどは眠る時間がさっぱり取れないのである。しかし、ま、四十も後半になってから三時間睡眠の生活に戻るとは思わなかったよ。ホント。長生きは出来そうにもないねw 

と言うことで雨も上がったようなので今夜はこれまで




| 01:49 | about us | comments(0) | trackbacks(0) |
あああ、人生はやっぱり苦あれば楽ありなのだよ!
やややややや、なんか朗報が舞い込んできたよ。
昨日の午後、ここんところのトラブル続きで若干ぐったりしているところへ会社の電話が鳴るので受話器を取ってみるに、掛けてきたのは石垣市商工会の働きがしらHさん。

「はい。西蔵さん、久しぶりですね。スタッフの唯木さんはいますか?」なんて言うんで うちの若きエースりっちゃん(唯木)に電話をつないだところ何やら『はい、ありがとうございます。とても嬉しいです」なんつってるからボクはピンと来たんだ。

なにがピンと来たかって、彼女は現在開港準備中の新石垣空港のマスコットキャラの公募に作品を出していて、その公募の主催が商工会であるから『おおお〜、これはもしかしてりっちゃんの作品で決まったのか!?決まったんだな。そうなんだな』なんて思ったらば、けだしその通りで、見事彼女の作品が新石垣空港のマスコットキャラに決定したとの一報だったのでございます。

みんな、他人の好事よりは他人の不幸が好きだとは思うし、どちらかって言えばボクもそうなんだけれど、311からこっち、なんだか、どうにも、あんましパッとしない流れの中にいたTデザイン社としては、スタッフの作品がコンペで一等賞を獲ったなんていうのはもう朗報中の朗報であり、不出来な社長のボクとしても小躍りしたいぐらいなんだよねって次第。

で、その作品なんだけど、まだこれから若干の手直しがあるので公表しちゃいけないのかも知れないけれど、ま、一応公式な連絡があったわけだからちょっとだけ出して怒られないよね。ね。ね、そうだよね、商工会さん!ってわけでこちらがその作品です。 
 
じゃじゃ〜ん!             ↓
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引っ張る引っ張るw
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おっと、写真間違っちゃった。これは周二師匠から依頼された看板のデザインでした。

って、いや、あの、写真出すのは思い直しました。公式に連絡はあったけれど、主催側からの公式発表は来週らしく、その前に作品ダダ漏れもまずいかなと。
期待してくれた人、ごめんなさい。当ブログでの発表も公式発表日とタイミングを合わせて行いたいと存じます。はい。

って事で、うちの若きエースりっちゃんへの賛辞、賛美、賞賛、お褒めの言葉やお祝いの宴などいつでも受け付けておりますので、全国300万人の八重山ファンの皆様、それに4万8千の石垣市島民と竹富町の皆様におかれましては、りっちゃんと、あとTデザイン社も今後ともよろしくお願いいたします。m(_ _)m

いやぁ、よかったよかった。ホント、よかった。ボクも嬉しいぜ!で、これで少しはTデザイン社も儲かる仕事が増えるかなw

| 13:40 | about us | comments(0) | trackbacks(0) |
皆様のおかげでTデザイン社は4年目に

ここんとこ反原発だの文化人類学的考察だの市政批判だの硬めのトピックばかり書いていた気がするのだけど、なんの事はない西蔵電気筆録は本来的に私的業務日誌だった筈で、齢47歳を迎えた本日10月10日、 急にその事を思い出したしたので久方ぶりの本来的役割を果たすべく、Tデザイン社を3年あまり支えてくれた皆様へ本稿にてお礼を申し上げたい。

Tデザイン社が石垣島にて開業せしめたるは平成20年8月。業務的にも石垣島の経済的にも楽観などは微塵もなく、郷里札幌と石垣島にて都合10年余りも就いてきた仕事とは言えども果たしてこの人口僅か4万8千人の小さな島でデザイン業などを開業して本当にやっていけるのだろうかと不安先行のスタートだった。

加えて地縁血縁が何事にも優先され、『ゆいまーる』と称して労働対価を別の労働にてチャラにしてしまう土地柄である石垣島の島民がデザインなどという形のないものにお金を支払ってくれるとは到底思えなかったわけであり、けだしその予想は外れてくれなくてデザイン料という納品明細書の項目には現在も尚疑念の目を向けられたりする。「え?デザイン料、2万円もするの?マジに〜?うっそ〜。え〜。そんなに出せないよ〜3千円ぐらいにならないの〜」ってなもんである。

デザイン事務所の看板を揚げてる人に4時間も5時間も仕事をさせて3千円しか出したくないって……辛いっス、俺も。って感じなんだけど、ま、そのへんは当初から懸念していたことだから軽やかにスルーして、ボクはデザイン料に市民権(島民権)を与えるべく4年目に突入したTデザイン社で孤軍奮闘する所存にございます。

とは言え、うちの顧客の中にはボクが提示した以上のデザイン料を支払ってくれる方だっていて、ボクがお断りしても「幾日も掛けて作ってくれたこの素敵なデザインにそんな少ない対価を払うわけにはいかないでしょ。このデザインの価値は私に決めさせて欲しい。だからこれは受け取ってもらわなくては困ります」なんつって倍のデザイン料をお支払してくれる方々もやっぱりいてボクはお客様が帰ったあと一人で感涙にむせび泣くわけです。

ま、ありていに言えばボクの仕事があまりうまくいかなくて怒って帰っちゃうお客さんだっているし、よそで陰口叩かれてるのもたまに聞こえてもきます。でもそれもこれもみんなひっくるめてうちのお客様で、友だちにも家族にも支えられて不出来なボクがいるわけで、Tデザイン社が今日までやってこれたわけで、もう感謝しかありません。

もう一年。また一年。
ってより一日一日かな。

| 13:41 | about us | comments(2) | trackbacks(0) |
わりと前向きな意味での失速宣言
 
宣言なんて書くのはとてもおこがましくて、実は告知ぐらいの表現に留めておくが適切かと思うんだけど、ま、なにはともあれ当ブログはこれよりしばらくの間ライトテイストな内容に留めておく事とした次第ご報告させていただきます。

なんでか?言うと本業のほうの忙しさはこれまでもたびたびブログ更新が遅い言い訳にしてきましたが、今回はそうではなくて、ちょっと時間をかけて書いてみたいものがあるのでブログに掛けてる時間を惜しんでそちらに回そうって魂胆なわけです。

当ブログの更新に大抵は一時間ぐらい掛けてるし、長めの文章だと二時間になる時もあって、写真選びなんかやってると三時間近く掛かる場合もある。と言っても毎日更新ってわけでもないからそれらの作業を日をまたいでやったりするわけなんだけど、なんにせよ結構な時間が掛かっていて、これまで二年半ほどは本業の合間合間にやってきたけれど、更にここにまとまった量の小説なんかを書こうと画策するにいよいよ時間が足らない!こりゃ何かを削るしかない。でもまさか本業を削るわけにもいかないし、そうでなくても少ない家族と過ごす時間をこれ以上は少なくするのは無理。じゃ、ブログやツイッターやってる時間を削るより他に手立てなしって事になったわけです。

西蔵電気筆録、これまで更新すれば200名とか300名とかのアクセスがありましたので、ま、楽しみにしていてくれた固定的読者もそれなりにいてくれたようです。加えて、たまには本業のデザインことも書くので多少は本業の宣伝広告効果もあったみたいだし、一応このままページは残しておくし、軽めの内容のものは今後もアップしますが、文章ボリュームのあるものはしばらく控えましょうね。(と文末だけ何故か島言葉w)

ま、それもこれも才能の無さ、遅筆ゆえなのですが、書くのが(描くのも勿論)好きなので書くことをやめるのは嫌だし、かと言ってブログで小出しにしてしまうとまとまった量が確保できない。まったくもって痛し痒しな状態ですが、今後も軽めには行きますのでひとつよろしくお願いいたしますです。

ってわけで前向きな感じでのブログ失速宣言でした。また明日。
| 09:37 | about us | comments(0) | trackbacks(0) |
ufoネタが続くのかと見せ掛けてみました
newyearcard のコピー.jpg
昨今の西蔵電気筆録はすっかり仕事ネタをとりあげずに怪獣やえゴンだのufoだのすっかりサブカルチャー化した観が否めないが、脱線しているとの自覚はあるので善しとしておこうじゃないか。

という事で松の内も終わった頃を見計らって新年のご挨拶です。上の絵はTデザイン社の今年の年賀デザインだったりします。伝七親分へのオマージュとご理解ください。っても40代以下の青年諸君にはわかんねぇネタ元だと思うので伝七親分に興味を覚えた方は自分で調べてください。でもウィキペディアで当該欄を読んで合点わかったつもりになるのはいけませんぜ。ありゃあくまで一面的な情報と解してねぇ連中が世の中には多すぎだぜ。なぁ勘太よ。

ってあくまで伝七親分へのオマージュで始まる2011年のTデザイン社なのですが、ちょっと野暮に説明させていただきますと伝七親分の締めのお言葉でありまする「よよい、よよい、よよよいよい!」の一節を「世々よい」と漢字を充てさせていただきまして新しい歳への切なる思いと願いを込めたる次第。

ま、説明するまでもないとおもいますが、世の中は昨今不景気な話ばっかでどうにもいけません。皆で顔を寄せあっては不景気だ不景気だまずいまずい倒れる倒れる倒れちゃうなどと口々に言い合うのがすっかり習慣化しそうなほどのテータラク。

ならば石垣島のデザイン業界の異端児であるTデザイン社ごときは形式ばっか踏んで謹賀新年あけましておめでとうございますとかやってる場合じゃねぇや。ここは一発伝七親分に気合入れてもらおう!と言うわけで上のデザインとなった次第。2011年、めでてぇのは世の中となるのか、それともボクの頭の中だけなのか。試される年になりそうです。前者であることを切に願いまして新年のご挨拶にかえさせていただきます。みなさん、マジに今年もよろしく。
ま、しかし。年賀状送った先は諸先輩方も大勢いるだろうに『めでてぇな』ってタメぐちはどうなんでしょうかね?2011年も不遜路線に変更はないようです。
| 09:09 | about us | comments(3) | trackbacks(0) |
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